少し前に、友人がツーリングで集合場所に向かっている途中で事故に遭いました。
その衝撃で彼は20メートルも吹き飛ばされましたが、驚くことに彼の身体には傷一つありませんでした。
バイクは廃車になってしまいましたが、友人が助かったのは彼がレーシングスーツ(つなぎ)を着用していたからです。
今回は、レーシングスーツの効果についてご紹介します。どうぞお付き合いください。
20mも滑走しましたが無傷でした
友人は、ロングツーリングに行くために集合場所に向かっていました。
国道を進んでいた時、2車線の道路で60キロの速度で交差点に進入したところ、対向車が右折をしてきて事故に遭いました。
友人のバイクと対向車は、現場で停止しましたが、友人だけは飛び出して20メートルも離れた地面を滑走しました。
驚くことに、友人は無傷だったのです。私自身も奇跡だと思いましたが、友人が無傷であった理由は、以下の3つが挙げられます。
・身体がバイクと対向車に挟まれなかったこと
・本当に運が良かったこと
・レーシングスーツ(ツナギ)を着用していたこと
友人が着用していたツナギを見せてもらいましたが、地面を滑走した跡はたくさんありましたが、貫通はしていませんでした。
ツナギが身体をカバーしてくれています
普通の服でも転倒した時には身体をカバーしてくれています。グローブを付けることも指をカバーしてくれています。
バイクで少しの距離しか乗らない場合でも、”いつ事故が起こるか?”誰もわかりません。
知っている道だから油断することもあると思いますので、近い、遠いに関係なく身体を守ってくれる服、グローブの着用が大切ではないでしょうか?
少し怖いお話になりますが、昨年バイクを整備中に誤って右手の親指を切断してしまった知人がいました。
少し離れたところに私は居たのですが、知人が指が取れたと大声で叫びながら私の方へかけよってきました。
今でもその光景をハッキリ覚えています。。。
すぐに救急車が来て、救急車の車内で措置をしている間に、1人の救急隊員の方が私の方へ来て、できるだけ指の皮膚や破片を拾っておいてほしいと言って病院へ向かいました。
あとから聞くと、指を再生するときに使うために指の破片が必要であることがわかりました。
バイクで転倒した時も服やグローブが先に破れ、それから肌が露出する訳ですが、半袖やグローブをしていない状態で転倒したときは、いきなり肌が地面と接触する形になる訳ですから、当然!軽症ではすまなくなってしまいます。
グローブをしておくことで指が完全に切断されることも防ぐことができるかもしれないのです!知人の親指は手術が成功して、神経も通り普通に動いています。本当に現代医療の凄さに驚かされました。
ツナギは高価ですが・・・
私はレーシングスーツは持っていませんが、クシタニの革ジャン、革パンツ、そしてブーツを15年前に思い切って購入しました。
幸いにして転倒もなく無傷なので、古さを感じることもありません。それゆえ、まだまだ使用するつもりです。(革パンツはさすがにきつくなってきていますが・・・・)
全部で20万円かかりましたが、15年間で考えると高くない買い物だったように今は思えます。(当時は勇気がいったことと、そのお金でカスタムしようかと悩んでいました。)
購入して一番良かったことは、安全運転に対する意識が変わったことです。この革ジャンが傷つかないように慎重に運転しようと思えたからです。
これからも、この革ジャンと一緒に楽しく安全なバイクライフを送っていくつもりです。革パンツのウエストを調整する日が来そうですが・・・・
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき