わたしはバイク車検は毎回、ユーザー車検を利用しています。
すでにユーザー車検を10回は利用していますが、
想像しているよりは、簡単に出来たことが正直な感想です。
今回は、わたしの感想とユーザー車検のポイントをお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
バイク車検で必要な書類の準備
バイク車検で必要となる書類を準備ですが、
ユーザー車検で必要となる書類は、車検証、軽自動車税納税証明書、自賠責保険証、点検整備記録簿などです。車検場での書類作成には印鑑も必要です。
車検費用と重量税は車検場で収入印紙を購入して支払います。
検査は平日のみなので注意をしてください。
検査の予約は陸運局のホームページから行うことができます。
書類の作成
当日は書類作成が必要になりますので予約時間よりも早めに行くようにしましょう。
書類は陸運局内にあるユーザー車検窓口で作成できます。
ここで「継続審査請求書」や「自動車検査票」などの書類に車検証の記載内容などを参考に記入していきます。
書き方の見本などがありますので作成は難しくないです。
後は検査費用と重量税を納める収入印紙を所定の書類に添付すれば準備は完了です。
書類に不備がなければいよいよ検査場へ移動します。
保安基準は6項目を中心にチェックが行われます。
この6つについてお伝えします。
車検証記載情報との相違や外観の確認
検査員に必要書類を渡すとまずは外観を車検証の記載情報と照らし合わせるチェックが始まります。バイクの周りを1周して、ミラーの取り付け具合、ステップの有無、ボルト類のチェック、ハンドルの高さや寸法などが詳しく調べられます。
外観検査の注意点は、タイヤの残り溝が1.6mm以下の場合には不合格となるので、必ず残り溝を確認しておきましょう。
灯火類の検査
灯火類の検査ではヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプ、ホーンなどがチェックされます。
レーンに入ると検査員が指示を出してくれるので、その指示に合わせて灯火類を点灯させましょう。
意外とホーン(クラクション)が接触不良などで鳴らない場合があるので、事前に確認しておきましょう。
排ガス・騒音検査
排ガス・騒音検査は専用の機器をマフラーの吹き出し口に当ててチェックします。
この検査では排ガスの濃度、騒音(デシベル数)などのチェックが行われますが、
実はバイクの製造年式によって排ガス濃度や騒音の基準が異なります。
社外品マフラーに交換している場合は、現代の規制値に合ったマフラーであることが求められます。
もし、排ガスや騒音が気になる場合はノーマルのマフラーに交換しておくほうがよいかもしれません。
ちなみにわたしのマフラーはストライカーという社外品ですが、いつもそのまま車検に通して合格になっています。
スピードメーター
スピードメーターのチェックは車輪をローラーにのせて行われます。足元にあるフットスイッチを踏むとローラーが回転するのでアクセル操作は必要ありません。
ギアをニュートラルに入れた状態で検査機器の上に乗りましょう。フットスイッチを踏んで時速が40kmに達したら電光掲示板か音声で指示が出るので、その指示に合わせてブレーキをかけます。
この検査はローラーの速度とスピードメーターの速度が一致していれば合格です。注意点はスピードメーターの交換やタイヤのインチアップなどを行った場合は誤差が発生する場合があります。誤差が大きい場合は不合格となるので注意が必要です。
ブレーキ制動力
ブレーキ制動力の検査はスピードメーターのチェックと同じ機器で実施します。まずは前輪をローラーに乗せ、検査員や電光掲示板で指示があったらブレーキを握ります。
前輪ブレーキの検査をパスした後は後輪ブレーキの検査です。前後輪ブレーキに問題が無ければブレーキ制動力テストは終了です。このブレーキ制動力テストでは、ブレーキパッドの状態もチェックされます。たとえ検査項目をクリアできても、ブレーキからスキール音がする場合などには車検に通りません。検査を無事に通過するためにもブレーキパッドの状態は車検前によくチェックしておきましょう。
ヘッドライトの光軸チェック
光軸チェックはヘッドライトの光の向きを調べる検査です。
ヘッドライトテスターと呼ばれる機器の前でライトを点灯します。
この検査では光軸の縦と横の角度がチェックされます。
この検査を受ける際の注意点はできるだけバイクを水平にすることです。
体を大きく動かしたはずみで光軸が大きくブレることがあります。
その場合には正しい測定結果が出ないこともあるので、
検査時はできるだけバイクを動かさないようにします。
検査の順番待ちをしていてこの光軸検査が不合格になっている人をよく見てきました。
わたしも不合格になった経験があります。。。
わたしはヘッドライトの光軸検査については、費用はかかりますが同じヘッドライトテスターを使用している、テストセンターと呼ばれる整備工場で調整をしてもらっています。
テスト費用は1500円ですが、1発で合格することができるので費用が高いと思ったことはありません!
陸運局の近くには必ず「テストセンターがあると思いますので、事前に調べておくことをおすすめします。
まとめ
今回はユーザー車検の感想とポイントをお伝えしてきました。
ユーザー車検をスムーズに進めるコツは事前にバイクの状態を良くチェックしておくことです。
もし、保安基準を満たせない部分があった場合は、
再検査が必要となってしまうので、できるだけ1回で検査をパスするためにも、
今回お伝えした6つの箇所については事前の整備はしっかりとやっておくようにしましょう。
ちなみに再検査となった部分はその日の間なら再検査を受けることができます。
もし、再検査を指示された場合には、検査員にどのように修正すべきか必ず確認しておきましょう。
自分で修正することが無理な場合は、費用はかかりますがバイクショップかテストセンターで修正をしてもらいましょう。
検査がスムーズにすすめば十分半日で終えることができます。
今回お伝えさせていただいた内容を参考にユーザー車検に挑戦してみてはいかがでしょうか?
※ 今回も内容は大阪の陸運局で検査を受けてきた内容となります。
※ 最後に受けた検査は令和元年の12月です。