わたしは20年間、教習所で指導員をしていました。
教習所に免許を取りに来られる方は、ほとんどが学生さんですが、
主婦や社会人の方も来られていました。
わたしが覚えているのは、社会人1年目の方で四輪免許取得のために教習所に来ている方が、苦労をしている姿でした。
今回は、四輪免許の取得を考えている方の参考になりましたら幸いです。
4月までに免許が取れなかった
4月までに免許を取るために教習所に通っていたのに、取ることが出来なかった方をたくさん見てきました。
教習所は例年2月、3月は免許取得のために繁忙期となるため、どこの教習所も教習生がいっぱいになります。
営業時間を延長したり、指導員の勤務体制を変えたり(休みが少なくなる勤務シフト)して対応をしますが、なかなか思うように技能教習の予約を取ることが出来ないです。
教習生の方からよく聞いた言葉は、想像以上に予約が取れなかったという言葉でした。
予約が取れないという事は、技能教習の間隔が空いてしまうため、教習の進度にも影響することになります。
休日返上
新社会人になったら覚えることがたくさんあるので、休みの日も勉強することになることがあります。
実は、わたしも社会人1年目の4月、5月は学生の時には想像すること出来なかったくらい、休みの日に勉強をしました。
考えてみれば当たり前のことで、学生のときには遊んでいてばかりで、社会人に必要な知識など身に付けていませんでした。
アルバイトの経験があったので、その延長線上で考えていたところがありました。
完全に勉強不足です。
先輩に聞くにも恥ずかしいことを自分で勉強していました。
教習生の話を聞いていると、わたしと同じことを言っているのです。
休日は社会人の勉強もして、免許取得のため教習所でも勉強することになり、自分の時間がまったくないと疲れた声で話をしてくれたことを覚えています。
そうならないために早めに免許を取得しておくべきです。
集中が出来ない
仕事をしながら免許を取得すると、教習に集中が出来なくなります。
休日に教習所に来ていても、学科教習や特別な技能教習を受けるために、平日に教習を受けないといけない場面が発生することがあります。
そうなると仕事帰りに教習所に行くことになります。
そうなると勤務中も時間を気にすることになり、仕事に集中出来なくなります。
また、仕事を途中で中断してしまうと教習所に来ても仕事が気になり、教習に集中することが出来なくなります。
こうなるとどちらも中途半端になってしまいます。
夜間の教習所でスーツを着た若い教習生が電話をしていた光景を見ることがありました。
さいごに
いつか、四輪免許を取ればいいと思っていて教習所に来たら、教習生がたくさん居て思うように技能教習の予約を取ることが出来ずに、4月になってしまった方をたくさん見てきました。
社会人になって休日を使い頑張って教習に通って免許取得が出来れば、苦労話で終えることが出来ますが、
最悪、教習所に通うことを断念してしまい免許取得を諦める方もいました。
こうなったら最悪です。
教習料金が返金されないことはもったいないですが、それまでの時間もすべてパーになってしまいます。
こうならないためにも、早めに四輪免許を取得することをおすすめします。
よろしければ下記参考にしてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき