
わたしは教習所で指導員を20年間していましたが、教習生の方のバイクフォームを見ていると、実はリーンアウトになっている方が多かったです。
そのまま卒業して、
リーンアウトがくせになって走行している人も多いと感じています。
なぜなら、街中でみることが多いからです。
今回、3つあるバイクフォームの中のリーンウィズがオススメである理由と簡単に出来る自分自身のバイクフォームの確認方法についてお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
3つのバイクコーナーリングフォーム
バイクのフォームは大きくわけて3つあります。
1つは、バイクとライダーの身体の傾きを同じにするリーンウィズ。
リーンウィズが基本のフォームとして使われている。
2つ目は、バイクだけを傾けるリーンアウト。小回りをするときに使用することがある。
3つ目は、バイクの傾きよりも身体を内側に入れるリーンイン。
バイクレースで見ることがあるフォームですが、雨で路面が滑りやすいときに使うことがあります。
リーンアウトの注意点
リーンアウトはUターンをするとき等、小回りをするときに有効です。
わたしもUターンするときに使います。
便利なリーンアウトですが、気を付けないといけない日があります。
それは、雨の日です。
リーンアウトはバイクを傾けるため、雨で路面が濡れている場合はスリップして転倒するリスクがあるからです。
なので、リーンウィズとリーンアウトを使い分けているライダーは危険性を把握することが出来ているので安全ですが、
知らない間にリーンアウトで走行しているライダーは転倒するリスクが高まるので注意が必要なのです。
リーンウィズのメリット
リーンウィズのメリットはバイクをリーンアウトのように傾けないので、雨などの滑りやすい路面で有効です。
また、リーンウィズは腕に力が入りにくいのでセルフステアを使いやすい利点があります。
これは、わたし個人の意見ですが、リーンウィズでカーブを走行しているライダーの姿が、とてもかっこいいという思いが昔からあり、日々綺麗でかっこいいリーンウィズで曲がれるように意識をしています。
リーンウィズの確認方法
自分の頭と身体がセンターにあるかチェックする簡単な方法として、ステムナットの見え方があります。
ステムナットは下の写真のように、バイクのハンドル下に取り付けられている大きなナットのことです。
顔、身体がセンターにあればナットの側面は見えないはずです。
ナットの側面が見えればずれている証拠です。
コーナリング中に「ナットをチラ見」して、チェックしてみてください。
緩やかなカーブで前車の車間距離を空けて試してみてください。
簡単に確認することが出来ますので、是非お試しください。
さいごに
知らない間にリーンアウトになっていることは雨の日に転倒リスクも高くなるので怖いです。
リーンウィズは転倒リスクを減らして、腕が疲れにくいメリットもあります。
わたしはリーンウィズのフォームで走行している姿が、とてもかっこいいと思い普段からステムナットをチラ見して確認するようにしています。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき
よろしければ動画もどうぞ!