今回は、大型二輪教習(普通二輪免許持ち)の2段階7時限目で教習効果の確認、いわゆるみきわめについてお伝えしたいと思います。
みきわめについては、1段階、2段階で練習したことをすべて行うことになります。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。
1回目の練習が大切
この時間で練習が最後になりますが、練習をするうえで大切にしたいことは、各課題の1回目の練習を大切にすることです。
大切にする?どういうこと?
卒業検定ではウォーミングアップ走行や練習走行などはなく、『いきなり試験』になります。
まだ、バイクの感じをつかんでいないのに、身体がほぐれていないのに、と感じても検定コースを走行することになります。
そのため、1回目の練習で本番の検定を想定して緊張感を持って練習しておくことで、当日気を付けなければいけない箇所を確認することが出来ます。
1回目の練習でスムーズに出来たところは問題なしと考えて良いと思います。
1回目の練習でスムーズに出来なかった課題については、検定当日も同じようになるかも知れないと考えて対策を考えておく必要があります。
例えば、一本橋の場合だったらアクセル多めに回して半クラにするとか、スラロームだったら少しペースを落として走行するなどの対策を考えます。
もちろん、みきわめと卒業検定では感じるプレッシャーにも違いがありますので、対策をしていてもスムーズに出来なかったとなるかも知れませんが、まったく何も対策をしていないよりかは満足行く走りが出来ると感じています。
長くなりましたが、とにかく1回目の練習を大切にして欲しいのです。
1回目だから仕方ない、何回か走行すればよくなると流さないようにして欲しいです。
タイムの確認
スラローム、一本橋、波状路ではタイムの課題があります。
すでに自分がどれくらいのタイムで通過出来ているかを確認出来ていれば、問題ありません。
自分のタイムがわからない場合は必ず指導員に計測をしてもらってください。
もちろん、自分で口カウントをする方法もありますが、少し正確性に欠けるところがありますので、必ず計測をしてもらいましょう。
わたしは紙にタイムを書いておいて記録しておき、教習生さんが発着点に戻ってきたときにタイムを伝えていました。
ちなみに、再確認になりますが、スラロームは7秒以内、一本橋は10秒以上、波状路は5秒以上で課題クリアとなります。
タイムが足りない場合は、タイム減点になるだけでいきなり検定中止にはなりませんのでそこはご安心ください。
安全確認
安全確認についてお伝えさせていただきます。
1つ目は、バイクの乗り降りをするときの後方の安全確認です。
2つ目は、障害物を避けたり、右左折時に進路を変える際にはミラーによる確認とミラーの死角部分を直接見る行為、いわゆる目視確認が必要となります。
3つ目は、信号の色にかかわらず交差点に進入するときにも左右から車や自転車などが来ていないかの安全確認が必要となります。
これ以外にも確認する場面はありますが、わたしが指導、検定をしていたときに、安全確認のミスとして本当によくあった3つになりますので、参考になりましたら幸いです。
さいごに
2段階のみきわめが終われば技能教習はすべて終了となり、残すは『卒業検定に合格』して卒業するだけです。
一息つかずにすぐに卒検を申し込むようにしましょう。
仮に一息つく場合でも絶対に知っておいて欲しいことは、卒業検定を受ける有効期間は教習が終わった日から、『3ヵ月以内に合格』しないと無効となってしまい、いままでの苦労が水の泡となってしまいます。
出来るだけ早く卒業検定の予約を取るようにしましょう。
卒検頑張ってください!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき