わたしは教習所で指導員をしていましたが、教習生から右足がバイクに乗っていて『右足がとても疲れるのはなぜ?』と聞かれることがありました。
右足が痛くなると言われた方もおられました。
今回は、長時間バイクに乗っていても右足が疲れにくくなる対処法をお伝えします。
よろしければお付き合いください。
結論 右足の置く位置を後ろへずらす
早速、結論になりますがステップに置く右足の位置を少し後ろへずらすことで疲れにくくなります。
なぜなら、右足がブレーキペダルを踏まないように意識していることで、
知らない間に右足に力が入ってしまい、それが長時間になると疲れてくるからです。
これについては、わたし自身に経験があったので自信を持って言えることが出来ます!
バイク免許を取得するため教習所で練習をしていた時に、ブレーキペダルを踏まないように右足を意識していた結果、疲れを感じることが本当に多かったです。
ブレーキを踏んだままに
指導員として教習をしているときに、『ずーっとブレーキランプが点灯したまま走行』している教習生を見ることがありました。
カーブや交差点の手前でブレーキランプが点灯している場合は、減速のためにブレーキをかけているので違和感を感じないのですが、
長い直線でブレーキランプが点灯しているのでよく教習生の足元を見てみると右足がブレーキペダルを踏んだ状態になっているのです。
右足が疲れてきて知らない間にブレーキペダルを踏んでいたようでした。
教習生ご本人はまったく気づいていませんでした。
事故にならなくて良かったのですが、実はブレーキをずーっとかけているブレーキの装置が熱を帯びてしまい、最悪ブレーキが効かなくなってしまうことがあるのです。
このような理由からも右足が疲れて知らぬ間にブレーキを踏んでしまうことがないように、置く位置を変えることが重要です。
使用上の注意点
注意点としては、危険な場面が発生したときにブレーキペダルを踏むことが遅れないようにする必要があります。
危険な箇所ではすぐにブレーキペダルが踏めるようにペダルの上で右足を構えておき、それ以外は少し置く位置を後ろにずらすようにしましょう。
この操作を習慣化することで安全性を確保しながら、右足が疲れにくくなります。
さいごに
踏んではいけないと思うと意識をして力が入ってしまうものです。すぐにブレーキペダルを踏めるようにしておくことはもちろん大切です。
ただ、その結果右足が疲れてしまい必要な場面でブレーキを踏むことが遅れたり、正しく踏むことが出来なければ本末転倒です。
今回、お伝えさせていただいた方法をお試しいただき、疲れが軽減することが出来ましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき