バイクの免許を取得してバイクの購入を考えたときに、中古バイクから選ぶことを考えている方は多いのではないでしょうか?
新車でバイクを買いたいけど価格が高すぎて手が出ないと考える方、欲しいバイクがもう新車では販売していないので、中古バイクから探さないといけない方まで、理由はいくつかあると思います。
それと、中古バイクを選ぶときに、気をつけておきたい箇所という情報もたくさん世の中に存在していると思います。
当然、人によって見るべきポイントが変わるものです。
今回は、わたしのバイク歴30年の経験から、中古バイクを選ぶときにここは見ておいた方がよいという箇所とその理由をお伝えさせていただきます。
おおむね1分くらいの内容になります。
よろしければお付き合いください。
結論 サスペンションです
早速、気をつけて見るべきところをお伝えします。
それは、バイクの前後に取り付けられているサスペンションを見て欲しいのです。
オンロードやオフロードなど、どのようなタイプのバイクでも必ずサスペンションがついています。
その部品は、前タイヤと後ろタイヤの付近についています。
ついている本数は前タイヤ付近についているフロントフォークが2本、後ろタイヤ付近についているリアサスペンションが1、2本となっています。
そのサスペンションのどこの部分を見るのか?ですが、サスペンションからオイルが漏れていないかを確認して欲しいのです。
具体的に見て欲しいところを下記の写真で、指差しをしたので参考にしてみてください。
指を指している箇所からオイルがにじんでいたら、オイルが漏れている可能性があります。
理由1 修理費用が高くなる
なぜ?サスペンションからオイル漏れがないか?を見て欲しいのかと言いますと、ずばり、『修理費用が高い』からなのです。
サスペンションの修理をするときは、多くの場合、一度バイクから取り外す必要がありますので、まずは取り外す費用が発生することになります。
あたり前ですが、修理が終わったら今度は取り付ける作業が必要となりますが、もちろんここにも工賃が発生することになります。
大手バイクショップの価格表を確認したところ、フロントフォークの取り外しに約1万円、リアサスペンションの取り外しも約1万円となっていました。
この価格はバイクの車種によって変わりますが、基本的にカウルがついているバイクの場合は、カウルの脱着が必要になるので、追加費用がかかる場合があります。
ここで終わりではなくて、オイルが漏れている原因を調べて修理する必要があるので、更に2~5万円までの費用が発生することになります。
バイクを購入していきなり5万円~10万円の修理費用が発生したら、かなりショックですよね。
下記にサスペションに関する、わたしの過去記事を貼っていますので、
よろしければこちらもご確認ください。
理由2 乗り心地と操作性が悪くなる
オイルが漏れていても、そのまま乗っていても問題ないのではないの?と考える人もいると思います。
わたしも同じことを考えたりしました。
なぜなら、30年間バイクに乗っている中で何度もサスペンションのオイル漏れを経験してきたからです。
その経験から、サスペンションのオイルが漏れたバイクの注意点をお伝えさせていただきますと、バイクの乗り心地がとても悪くなることと操作性が悪くなることです。
順番にお話をします。
乗り心地については、オイルの残量にもよりますが、オイルがないことで道路の凹凸部分や段差などで車体の揺れが収まりにくくなるため、決して乗り心地がよいとは言えない状態になります。
操作性については、路面からの衝撃で車体の揺れが収まりにくいことが原因で、バランスを崩したり、カーブでは必要以上にバイクが傾き過ぎてしまうなどの危険性も考えられます。
最悪、事故になってしまうことも考えられますので、オイル漏れをしたまま走行することは大変危険です。
修理をすることは、やはり必須となります。
漏れを確認する方法
サスペンションのオイル漏れを見たほうが良いことはわかったけど、どうやって見たら良いのか?わからないと思われた方もおられると思います。
そこで、オイル漏れがないか?を確認する方法をお伝えします。
オイル漏れを確認する方法は、3つあります。
1つは、ショップの定員さんに『サスのオイル漏れはないですよね』と普通に確認をしましょう。
最近、修理をしたばかりなどの情報を得ることが出来れば、安心感につながりますよね。
2つ目は、よ~くサスペンションを見てオイルが漏れていないか?オイルのにじみがないか?を確認して見てください。
見る箇所を指差しをした写真を添付しますので、参考にしてください。
3つ目は、店員さんに確認をしてバイクにまたがる許可をもらえたら、バイクにどしっ!と座って見ましょう!
その後にバイクから降りたらサスペンションを見て、先ほどの写真の位置からオイルが漏れていたり、オイルがにじんでいないかをそっと確認してみてください。
実は、オイル漏れがあってもふき取っていれば見た目はわかりませんが、バイクにまたがることでオイル漏れを確認することが出来ます。
さすがに、バイクを上下に激しく動かしていると、店員さんからの印象がかなり悪くなりますので、自分の体重をしっかりバイクに乗せることに集中してみてください。
それだけでも、漏れている場合は必ずオイルがにじんできます。
さいごに
購入したばかりでバイクのサスペンションからオイルが漏れてきたら、とてもショックです。
修理するためにバイクに乗れないどころか、お金も余分にかかってしまうことになります。
はっきり言って1つも良いことはありません。
そのような思いをする前にバイク購入の際に自分で確認できることは、自分でしておいた方が良いという思いで過去の経験から今回の記事を書きました。
今回の内容が有益と思われたら、知人やご友人にもお伝えいただきますと幸いです。
ただし、中古バイク購入のときに保障がついていて、サスペンションも保障の範囲ならオイル漏れも無料で対応してくれると思います。
バイク購入の際に保障の有無も確認しておくとより安心かも知れません。
お乗り換えをお考えなら・・・バイク王
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき