バイク卒検と聞くだけで緊張してくる教習生さんは多いと思います。
指導員をしていたときに、教習生さんから『緊張する』という言葉をよく聞きました。
その緊張はどれくらいの時間必要なのか?
気になる方も多かったです。
今回は、わたしの指導経験から、バイク卒検にかかる時間についてお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
結論 10分くらい
早速、結論をお伝えします。
卒検の時間は、約10分くらいです。
たったそれだけ??
と思われた方が多いと勝手に推測していますが、わたしの勤務していた教習所では、
約10分でした。
もちろん、各教習所で設定している検定コースや他の教習車両の走行有無によっても時間は変わってくると思います。
わたしが勤務していた教習所は、バイクの専用コースがあってバイク以外の車両は走行していませんでした。
しかも、卒検の時間帯は、バイク教習をとめていたので、信号で止まらなければスイスイ走行できる環境でした。
卒検コース自体は、全国のどこの教習所においても実施する課題は同じなので、
他の車両との混走があったとしても、15分くらいで完走できると思います。
検定順番
これは、教習所によって違いがありますが、卒検のときは1人の試験担当者が2~3名試験を行うことが多いです。
これは、教習所側の効率化の問題で1人の受検者を担当して、10分で業務を終えたとしても、次の教習時間までは業務を行うことができません。
そのため、1時限若しくは2時限の卒検の時間内で複数の受検者を担当できるようにしていることが多いです。
ちなみに、わたしが勤務していた教習所では1時間の卒検時間で3名の受検者を担当していました。
3人の受検者を約30分で採点して、その後に事務処理を行う流れです。
いつもほとんど余裕はなく、1時間きっちりと卒検業務に時間がかかっていました。
バイク卒検が1時間もかかると思っている方もおられましたが、待ち時間を含めての時間になりますので、実際に1時間もバイク卒検コースを走ることはありませんので、どうかご安心ください。
検定説明
バイク卒検の当日はいきなりバイクに乗って検定コースを走行するのでなく、検定説明という時間があります。
受検者の人数によって説明時間が変わるので、一概に何分と決めつけて言うことはできませんが、おおむね30分~40分くらい説明時間があると思っていただいたら良いです。
実は、この説明を聞いているときに、教習生さんの顔色が変わり一気に緊張モードになる瞬間があります。
それは、卒検一発中止(アウト)の説明をしたときです。
教習所としては、トラブル防止のために一発アウトの説明をするのですが、教習生さんからしたら、ずらずらと一発アウトの項目を説明している指導員が読みあげることで、『そんなにたくさんあるの』となってしまうわけです。
その結果、多くの教習生さんが緊張することになります。
緊張させるためではなく、あくまでも『トラブル防止』のためと割り切って、聞いていただくことで、ほんの少しですが緊張が和らぐと思っています。
さいごに
バイク卒検の時間は、10分です。で終わる話が長々と書いてしまうことになりましたが、実は、走行している10分よりも、事前の検定説明をしている時間からの緊張時間の方が長いということをお伝えしたかったのが本音でございます。
事前に知っておくことで、少しでも緊張緩和のお手伝いができればうれしいです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき