
免許を取得するためには、教習所での指導が欠かせません。
しかし、担当指導員と相性が合わない場合、免許取得のプロセスが苦痛に感じられることがあります。
特に四輪教習では、車内で2人きりになるため、相性の問題がより深刻になります。
また、教習生は教えられる立場にあり、なかなか不満を伝えることができないため、ストレスが溜まりやすい状況です。
このような悩みに直面した場合、適切な解決策を見つけることが重要です。
元教習指導員で管理業務も担当していた経験から、今回の内容をお伝えさせていただきます。
忌避システムがある教習所を選ぶ
まず、免許取得を目指す際には、忌避システムがある教習所を選ぶことが重要です。
忌避システムとは、教習生が指導員を避けることができる仕組みです。
このシステムがあれば、自分と相性の良い指導員を選ぶことができます。
忌避システムを導入している教習所では、事前に相性のテストや指導員の評価を行い、教習生に合った指導員を割り当てることが可能です。
教習所選びの際には、忌避システムの有無を確認し、自分に合った学習環境を選ぶことが大切です。
忌避システムの確認方法ですが、大々的に教習所のホームページに掲示されていることは少ないので、教習所への問い合わせメールで忌避システムの有無を確認することをおすすめします。
受付で相談する
もしも忌避システムがない教習所に通っている場合でも、諦める必要はありません。
受付での相談を通じて、担当指導員の変更をリクエストすることができます。
教習所は教習生の免許取得を支援する立場にあり、指導員との相性が学習に悪影響を及ぼす場合には、柔軟に対応してくれることが多いです。
受付のスタッフに問題を伝え、別の指導員に変更してもらうよう依頼しましょう。
自分がストレスなく学習できる環境を整えるために、率直な意見を伝えることが重要です。
わたしも技能教習の責任者をしていたときに、教習生さんの苦悩をお聴きすることがありました。
お話を聞く限りでは、指導員の気遣いが足りていないことが多かったです。
指導員に知られないか?
教習生さんが担当されることのないように対応することをお伝えすると、必ず言われることがあります。
「忌避したことが指導員さんに伝わらないか心配です」ということです。
トラブルを避けるために、指導員には教習生さんが卒業した後に忌避があったことを伝えていました。
そのため、トラブルは起こりませんでした。
おそらく、どの教習所でも忌避を申し出てくれた教習生さんのことを考慮し、卒業後に指導員に報告していると思います。
ご不安な場合は、忌避したことを指導員に報告しないようお願いするなど、希望を伝えることをおすすめします。
解決策のまとめ
以下に、免許取得時に担当指導員と相性が合わない場合の解決策をまとめました。
- 忌避システムを利用する: 教習所選びの際には、忌避システムのある教習所を選ぶことが重要です。自分に合った指導員と一緒に教習を受けることができます。
- 受付で相談する: 忌避システムがない場合でも、教習所の受付に相談し、担当指導員の変更をリクエストすることができます。
- 周囲の意見を聞く: 同じ教習所に通う他の教習生や友人に相談し、指導員の評判や情報を収集することも有効です。
- ポジティブなマインドセットを持つ: 相性が合わない指導員との教習も一時的なものであり、免許取得に向けたプロセスの一部と捉え、前向きな姿勢を持つことが重要です。
相性の問題は個人によって異なるため、上記の解決策の中から自分に合った方法を選びましょう。
免許取得は長期間に渡るため、ストレスを最小限に抑えながら学習を進めることが大切です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき