バイクを運転する際、カーブを曲がる際の姿勢について意識していますか?
私はカーブ走行中にフォームを重視しています。
カーブを曲がる際のバイクの姿勢(フォーム)は様々ですが、街中で観察する限り、多くの人がリーンアウトのフォームで曲がっているように感じます。(個人的な感想です)
私はリーンウィズのフォームを心がけています。
ここでは、バイクのフォームについてと、リーンウィズが良いと考える理由についてお話ししたいと思います。
詳しくご存知の方はこの内容はご存知である可能性がありますので、読み飛ばしていただいても構いません。
およそ1分ほどで説明しますので、興味があればお付き合いください。
フォームは3つあります
まず、バイクのフォームは3つあります。その名前は、「リーンウィズ」、「リーンイン」、「リーンアウト」です。
次にそれぞれのフォームの特徴ですが、
- リーンイン:バイクの傾きに対して上半身が内側に入ったフォームです。
- リーンアウト:バイクの傾きに対して上半身を外側にずらしたフォームです。
- リーンウイズ:バイクの傾きと上半身が同じ角度のフォームです。
バイク教習で名前だけは聞いたことがあるという方は多いと思います。
リーンアウトが多い
教習所では、試験に合格するためにスラロームや一本橋のタイムについて、安全確認の方法など、かなりのことが教えられ、記憶に残っている方もいるでしょう。しかし、バイクのフォームについて指摘されたという経験をした人は少ないのではないでしょうか?
教習では、限られた時間の中でフォームを体得させるのは難しいです。
そのため、多くの人がライディングフォームにあまり注意を払わずに運転していると考えられます。
教習では大回りすると減点されるため、小回りを強調された結果、知らないうちにリーンアウトで曲がることが基本になっているかもしれませんね。
使いわけ
バイクの3つのフォームは状況に応じて使い分けることで効果を発揮します。
- リーンイン:車体をあまり倒さずに曲がれるため、路面が悪い道を走行する時に有効ですが、視界が悪くなるという欠点があります。
- リーンアウト:小回りする際に有効ですが、路面が悪い場所では滑りやすいです。
- リーンウィズ:姿勢的にも疲れにくく、最も自然なフォームです。
状況に応じて使い分けることが理想的ですが、実際に3つのフォームを試しても、体得していないために全て同じように感じてしまうことが多いでしょう。
自分のフォームは?
バイクの傾きと上半身の傾きが同調しているリーンウィズはとても美しいフォームです。
美しいだけでなく、さまざまな状況に対応しやすい安全なフォームです。
基本はこのリーンウィズを習得することが必要だと感じています。
知らないうちにリーンアウトのフォームで常に曲がっているとしたら、路面状況が悪いときにはスリップしたり、転倒するリスクがあるので、是正した方がよいです。
まずは自分のフォームを確認することが大切です。
最もわかりやすいのは知人や友人に動画撮影をしてもらって、自分の目で確認することです。
YouTubeなどでリーンウィズの動画がたくさんありますので、比較するとわかりやすいです。
一人で撮影することもできます。
広い駐車場であればカメラを固定して撮影すればOKです。
抵抗があるかもしれませんが、まず自分のフォームを客観的に自分の目で見ることが必要です。
ゴルフ練習場でも同様に、セットして自分のスイングを撮影している人を見かけますが、目的は同じです。
さいごに
自分のフォームを確認しましたが、理想のリーンウィズには程遠いことに気付きました。それを修正することができるようになりました。
恐らく、自分のライディングフォームを確認したことがない人が多いでしょう。
くり返しますが、ぜひ撮影してチェックしてみてください。
これは今後の運転に役立つこと間違いありません。
貴重な時間をいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき