ここでは、普通二輪免許教習(MT)の2段階8時限目に実施することが多い(教習の進め方は教習所によって異なります)危険を予測した運転についてお伝えしたいと思います。
よろしければご覧ください。
2時限連続教習
この教習はシミュレーターを使って行うことになります。
しかも2時限連続で教習を行います。(途中に10分間の休憩はあります)
2時限目の教習では四輪免許をお持ちの方も学科教習をうけてもらうことになります。
ただ、学科といっても教習生が最大3名で行う学科教習になります。
ディスカッション形式で行います。
全国のどこの教習所でも2時限連続となるので予定を入れないように注意が必要です。
1時限目にやること
1時限目はシミュレーターを使って教習生が最大3名で教習を行うことになります。
教習の内容が危険を予測した運転となっていますので、シミュレーターで走行するコースには、実際の道路で想定される危険な場面を体験してもらうことになります。
危険な場面も交差点だけではなく一般道路で想定されるような色々な場面が用意されています。
当然、事故に遭わないための対策を指導員が説明や解説をするわけですが、実はこの時間内ではあまり詳しくは説明しません。
その理由は
2時限目の学科でどのように対応したら事故防止が出来るか?を時間をかけてやるからです。
わたしは1時限目のシミュレーターの走行をするときは
あまり構え過ぎず免許を取ったらこんな感じで走行するだろう!というイメージで走行してくださいと説明で言っていました。
その説明のせいでかなりのスピードで走行した人もいましたが笑
この時間では出来るだけたくさん危険な場面を体験してもらい、次の時間にどうしたら事故防止が出来るのか?と疑問を持ってもらうことな注力していました。
2時限目にやること
2時限目は学科の時間になりますが広い教室で行うことはありません。
そのままシミュレーターの部屋で行うか、小さな教室で行うことになります。
1時限目にシミュレーターで走行していた場面を録画しているので再生をして危険場面について検討することになります。
このときに指導員は危険場面に対する解決策を積極的に説明することはありません。
何故?
教習生に対策を考えてもらうことを目的としているからです。
意見を求められますが正解はありませんので自分が感じたことをためらうことなく発表するようにしましょう。
指導員の説明を聞くことも大切ですが、自分で考えて発表したことは記憶にも残りやすいものです。
さいごに
わたしは出来るだけ教習生に発言をしてもらうためにヒントを伝えて、なかなか答えをいいませんでした(イライラしていた方もおられたと思います)
危険を予測が出来ていてもぶつかって事故になってしまえば、危険予測の意味もありません。
わたしがもっとも重視していたことは
何キロで走行していたら転倒することなく停止することが出来るか!でした。
同じ場面でも教習生によって止まれると考える速度はバラバラです。
わたしはこの何キロで止まれるか?のイメージがとても大切だと思います。
今ではYouTubeで危険場面をアップしている映像を使ってたくさんの場面を簡単にトレーニングすることが出来ます。
危険予測だけではなく
何キロなら止まることが出来るか?
何キロなら避けることが出来るか?
必要だと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
参考になれば幸いです。もとゆき