バイクに28年間乗り続けてきましたが、 最近、バイクに対する否定的なイメージが広まっているように感じます。 バイクの評判を改善するために、 私が普段バイクに乗る際に特に意識している5つの運転行動についてお伝えさせていただきたいと思います。
よろしければお付き合いください。
すり抜けをしない
20年以上にわたり、バイクを楽しむ中で、私はすり抜け行為を一度たりとも行ったことがありません。
バイクは、すり抜けをしなくても、充分に気持ちよく走行できます。
すり抜けをしなくても、バイクの最大の魅力である風を全身で感じながら走行できます。
しかし、いきなり車両が横をすり抜けてくると、四輪車の運転者は恐怖を感じることがあります。
この恐怖体験が、四輪車の運転者がバイクに対して否定的な印象を抱く大きな要因の一つであると感じています。
車間距離を多く取る
バイクを運転している際、私は常に適切な車間距離を確保しようと心がけています。
これは、走行中だけでなく、信号待ちやその他の停止時にも同様です。
その理由は、単純に事故を防ぐためだけでなく、他の道路利用者、特にバイク乗りの安全と快適さにも配慮しているからです。
バイクには常にライトが点灯しており、そのヘッドライトは比較的高い位置に取り付けられています。
このため、ライダーが意識して十分な車間距離をとらないと、バイクのライトがまぶしく感じられることがあります。
時には、私たちが気づかないうちに、前車のドライバーに不快な思いをさせてしまうこともあるでしょう。
前方の四輪車との適切な車間距離を保つことは、バイク乗りの安全性だけでなく、バイク乗りとしての印象も向上させる一助となります。
道路を共有するすべての参加者がお互いに配慮し合うことで、より安全で快適な交通環境を築く手助けになるでしょう。
トンネルでは静かに・・
私は頻繁にトンネルを通りますので、この光景をよく目にしますが、中でもバイクのエンジン音がトンネル内で響く光景は特に印象的です。
エンジン音がトンネルの中で反響することから、気分が高揚し、ついスピードを上げたり、エンジンを高回転までかけるライダーがいます。
確かに、その瞬間はライダーにとっては気持ちの良いものかもしれません。
しかし、彼らが忘れてしまうことがあるのは、トンネル内でのエンジン音の大きさが、後方から接近する四輪車の運転手にとっては怖いものに映ることがあるということです。
歩行者、横断者には優しく
当然のことではありますが、横断歩道で歩行者に道を譲るべきです。
ライダーだけでなく、四輪ドライバーも歩行者に対して譲りやすい態度をとることが少ないのが現状です。
そのため、ライダーが手を差し出して「どうぞ、お先に!」というジェスチャーは、好印象でかっこいいと言えます。
このような行動は歩行者や子供たちから好意的に受け止められることでしょう。
歩行者への思いやりを示すことは、私たちの義務でもありますね。
バイクの音
トンネル以外でもバイクの音が心地よく感じることがありますが、周りの人々にとってはどうなのか気になります。
ピアノの音が隣近所で異なる受け取り方をされるように、バイクの音も住んでいる地域の人々にとって不快に感じることがあるかもしれません。
私自身、直接的に「バイクの音がうるさい」と指摘されたことはありませんが、配慮を欠かさず心がけています。
例えば、早朝にバイクに乗る際には、エンジンを発進する前に約100m進んでからエンジンをかけるようにしています。
同様に、夜遅く帰宅する際には、早めにエンジンを切り、ニュートラルにして惰性でバイクを進めるようにしています。
このような配慮は、バイクに限らず、車を運転する際や音楽を楽しむ際にも必要だと考えています。
周囲の人々にとっても快適な環境を保つために、音に対する意識が大切だと思います。
さいごに
普段、自分は普通にバイクを運転しているつもりでも、時折、車間距離を詰めてしまったり、トンネル内でバイクの音が四輪車に届いていることに気づかず、知らない間に四輪車のドライバーから怖い印象を持たれてしまうこともあるかもしれません。
今回お伝えした内容が、少しでも共感いただけたなら、一緒にバイクのイメージアップに向けて行動できれば嬉しいです。
私たちバイク乗りも、他の道路利用者との共存を考え、安全な運転を心掛けることが大切です。
どうか、安心してバイクに接していただけるよう、協力しましょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき