エンジンオイルは各メーカーからたくさん販売されているため、購入する際には迷われる方が多いと思います。
私も初めは同じでした。
バイクを初めて購入した際には、バイクショップでオイル交換をしてもらいましたが、どこのオイルを使用しているかについてはあまり興味がありませんでした。
しかしある出来事をきっかけに、ワコーズのエンジンオイルが優れていることを知り、それ以来20年以上、ワコーズのエンジンオイルのみを使用しています。
今回は、ワコーズのエンジンオイル「プロステージS」を6年間使用しての感想をお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
なぜ?ワコーズなのか?
使用感想をお伝えする前に、少しだけワコーズが良いと思った理由についてお伝えさせていただきますが、ここを飛ばしていただいても結構です。
25年前、ポケバイに乗っていた時にワコーズのオイルと出会いました。
ポケバイのエンジンは2ストエンジンで、ガソリンとオイルを混合してガソリンタンクに燃料を入れていました。
当時、私は2スト原付のメーカー純正オイルを使用していましたが、たまたま割引チケットを使用してワコーズの2ストオイルを購入したところ、オイルを入れてポケバイを走行させた時に、最高速が明らかに変わったことを身体でも感じ、エンジン音が詰まることなく吹けていく音に変わったことに驚きました。
オイルだけで同じ乗り物がこんなにも変化するのかと衝撃を受け、それ以来ワコーズのファンになってしまいました。
プロステージを選んだ理由
ワコーズのエンジンオイルといっても、実はたくさんの種類があります。
大きくわけると、スポーツ走行グループの4CR、トリプルアール、ダブルアールの3種類になります。ストリートグループの4CT、プロステージ、タフツーリングの3種類になります。
それぞれのグループの中での油膜の厚さが異なることがポイントです。
私の使用目的はストリート使用のみとなるので、ストリートグループの3種類から選ぶわけですが、その中にも特性があります。
油膜が厚いのがタフツーリング、薄いのは4CT、中間がプロステージの位置付けです。
長距離ツーリングがメインならタフツーリング、街乗りメインなら4CTのように、使用状況によってオイルが受けるダメージの強度と時間が異なります。
目的に合った使い分けが重要となるのですが、私の場合は、現在は通勤メインでたまにツーリングという使い方をしている状況です。
通勤では発進、加速、減速を多様していますが、ツーリングでは4速固定でずっと走行していることもあります。
そのような使用状況から、なるべく幅広いレンジに対応できるプロステージを選ぶようになりました。
プロステージは万能型のオイルだと思います。
使用感想
実は、プロステージを使う前は同じワコーズの4CTを使っていたので、大差を感じることはありませんが、ギアの入りがとてもスムーズで、カワサキ車特有の1速に入れたときの「ガッチャン!」というシフトが折れないか心配するような音も抑えられている気がします。(あくまでも個人の感想です。)
エンジンのかかりも良く、冬場の始動性も問題ありません。また、エンジンの吹き上がりも良いです。
私の愛車であるカワサキZRX1100は21年目を迎えるため、プロステージの洗浄機能にも期待をしています。現在のところエンジンは好調で、期待通りの効果を得ることができています。
金銭面については、4Lのワコーズ4CTが約10,500円に対して、プロステージは約8,500円であり、2,000円の価格差があります。
この差は半年に1度交換することを考えると大きな差になるため、プロステージの販売は金銭面でも大きな進歩だと感じています。
ちなみに、私はSAE粘度として10W-40を使用しています。
さいごに
今回は、ワコーズのプロステージSを6年間使用してきた感想をお伝えしてきました。
長年、同じワコーズ4CTを使用してきた中で、プロステージに変更することに正直言うと少し不安がありましたが、6年間使用してみて、私の使用環境では大差なく使えているので、満足しています。
また、21年目になったZRX1100も良好な状態を保つことができているので、これからも安心してプロステージを使っていきたいと思っています。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。もとゆき