
お気に入りのヘルメットに傷がついてしまうと、あたり前ですがショックですよね。ヘルメットを部屋の中に置いている場合は、見たくないヘルメットの傷を嫌でも見ることになってしまいます。わたしはバイク歴が29年になる教習所の元指導員ですが、過去に知らない間にお気に入りのヘルメットに傷がついていることを発見して、ショックを受けたことがありました。今回は、わたしと同じような経験をすることがないように、お気に入りのヘルメットを傷から守る方法をお伝えしたいと思います。よろしければお付き合いください。
どの場面でヘルメットに傷がつくのか?
タンデム(2人乗り)走行をしている時にヘルメットに傷がついたことがあります。タンデムをしていて傷?何故?となると思います。
知らない間についているヘルメットの傷を見て、どこでぶつけたのか?
色々な場面を思い出しましたが、思い当たる場面はありませんでした。
ちなみにバイクについているヘルメットホルダーを使ったことはなく、バイクから降りたらいつもヘルメットを持ち歩いていました。
傷のついている箇所はヘルメットの後ろの部分でした。
そこから、頭をひねってよ〜く考えてみるとタンデムをしていたときに、ヘルメットがコツン、コツンと音がしていたことを思い出したのです。
実は、後ろについたヘルメットの傷は、タンデムをしていた後ろの人のヘルメットが当たったときについた傷だったのです。
どのようにして傷がつくのか?
実は、タンデム走行をしていてブレーキをかけたときに、後ろに乗っている同乗者はライダーの背中によりかかるような形になってしまいます。
前のめりになる形です。
この『前のめり』になったときにライダーのヘルメット後部と同乗者のヘルメットの前部がぶつかることで傷がついてしまうことが分かりました。
ヘルメット同士がぶつかって傷がついている事にすぐ気づくことが出来なかったですね。。。
だから、ヘルメット後部には傷がたくさん付いていました。
なんとか傷を取りたいと思い、ヘルメットについている小傷を取るために、コンパウンドを使いました。
小傷を取ることは出来ましたが、爪がひっかかるような深めの傷は取ることが出来ませんでしたww
バイクから降りたときにはヘルメットを常に持ち歩いているので、机などに置いたときに傷を見ることで、どうしても気になってしまいます。(もちろん性格によると思います。ちなみにわたしの血液型は典型的なA型です。。)
傷がつかないための対策
タンデムをしていてヘルメットに傷がつかない対策で、完璧な対策は『タンデムをしない!』ということになります。。
これを自信持って言うと怒られますので、現実的な策としては、2つあると思っています。
1つは、傷がついても良いセカンドヘルメットをタンデムのときに使うことです。
これについては、費用がかかることになるので簡単には出来ないと思われるかも知れませんが、2つあると便利な使い方が他にもできます。
夏の汗がだらだらと流れる季節で、毎日バイクに乗るような場合であれば、ヘルメットの洗い替えとして使えますし、エースヘルメットを夏場は温存しておくことも出来ます。
バイクショップの特売品などでセカンドヘルメットを安く購入できるチャンスがあるので、そういった機会を利用して購入することも1つの方法だと思います。
もう1つが、より現実的な方法でヘルメットの後部に傷防止のシールを貼っておくことです。
ヘルメットの曲面部分にシールを貼ることはなかなか難しいですが、ヘルメットを傷から守る保険としては効果大です。
タンデムする機会が少ないのであれば、タンデム時だけシールを貼っておいても良いと思います。
シールの費用もセカンドヘルメットを購入することを考えると安価で済ませることが出来ます。
さいごに
タンデム走行をしていて同乗者が前のめりにならないように、いくら丁寧なブレーキ操作を意識していても、危険な場面が発生したときには事故防止のために反射的にブレーキを強くに握ることになります。
だから、あらかじめヘルメット同士がぶつかってしまうことを想定した対策が必要です。
今回、お伝えさせていただきました、傷が付いても我慢できるセカンドヘルメットの購入若しくは傷防止のシールを貼っておくことを改めておすすめします!
ちなみにわたしはセカンドヘルメットをタンデムのときに使うようにしています。
傷防止シールはヘルメット以外にも、ツーリングネットを使用する部分にシールを貼っておくことで、車体に傷が付くことを防止してくれるので、何かと使えるので手元に持っておいて損はないと思います。(わたしはガソリンタンクの下部にシールを貼っています)
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき