
今回はバイク卒検でクランクコース内で足を地面についたときの採点について、お伝えしたいと思います。
検定員をしていたときの経験から、今回の内容を発信します。
よろしければお付き合いください。
結論 足つき1回は減点なし
早速、結論をお伝えします。
クランクコース内で足が地面についても、そのままクランクコースを通過することが出来れば、1回目は減点がありません。

本当です!ご安心ください!
右足でも左足でも同じです。
繰り返しますが、1回目の足の設置は減点がありません。
2回目の足の設置は、10点の減点になりますが、検定が中止になることはありませんので、安心してください。
クランクコース内で、バランスを崩したときに1回でも地面に足つきをしたら即失格と思っていたら、わたしでもそうですが、誰でも緊張すると思います。
逆に、1回地面に足をついても『減点がないんだ』と思うと力が抜けてスムーズな走行ができる確率が、きっと上がると思いますよ。
1発アウトになる場合
次に、クランクコース内の足つきで『即失格』になる場合を説明します。
バランスを崩したり、速度コントロールに不備があって、コース内で完全に停止をしてしまった場合です。
そのまま前進通過をすることが出来ず、後退しないと通過できない場合は『即失格』となります。
ただし、エンストをしたけどすぐにエンジンをかけてそのまま、進んでコースを通過できれば1回の足つきであれば減点はありません。
ポイントはクランクコース内で完全に停止をして、そのまま前進で通過できない場合が『即失格』になるということです。
リアブレーキが超重要
クランクコース内を足つきなく通過するためには、速度調整をするときにリアブレーキの使用が重要になります。
指導員時代の経験から、1つ言えることは、クランクコース内でバランスを崩す原因として多かったのが、フロントブレーキを使っていたという事です。
速度調整でフロントブレーキ自体を使うことは、間違いではないのですが、ブレーキの利きが良いため、バランスを崩しやすいことが欠点です。

そうなの?
特にクランクコース内は道幅が狭く、左右に設置しているコーン(パイロン)に当たってしまうと、即失格となってしまうので、いかにバランスを崩さずに通過するかが?重要になってきます。
このような理由から、ブレーキの利きが甘いリアブレーキを使うことで、バランスが崩れる可能性を極力減らすことが期待できます。
クランクコースでは、『リアブレーキ、リアブレーキ』と念頭におくことで、スムーズに通過できる確率は、必ず上がる!と信じています。
さいごに
クランクコース内で、足が地面につくと即失格ですか?

よく質問をしていただいた言葉でした。
繰り返しになりますが、クランクコース内で1回の足つきは減点すらありません。
完全に止まっていまい、バイクを後退させないと通過できない場合は、『即失格』となりますが、足つき1回で無事、クランクコースを通過できれば問題なしです。

もちろん、右足が地面についても関係ありません。
だから、1回くらい足がついてもいいや!と思って気楽に卒検を受けて欲しいと思います。
それから、クランクコースでブレーキを使う場合は、リアブレーキを使ってバランスが崩れないようにしてくださいね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき