
ツーリングをしていたり、交差点を通行するときに対向車にパッシングをされることがあります。
パッシングというのは四輪車場合、ライトのスイッチをONにしなくても、方向指示器のレバーを手前に引くだけで、ヘッドライトの上向きが点灯します。
ちなみに、バイクの場合は左のスイッチBOXに付いていることが多いです。
わたしの愛車ZRX1100は左手の人差し指で操作をします。
対向車にパッシングをされる理由は何か?
その多くは、『伝えたい事』がある場合です。
何もないのにパッシングをすることはありません。
今回は、わたしの経験からパッシングで知っておきたい3つのことをお伝えします。
よろしければお付き合いください。
譲ってくれている場合
パッシングを見るシーンとして多いのは、交差点の真ん中で右折待ちをしている時に、対向の直進車がパッシングをして道を譲ってくれることがあります。
ラッキーと思って右折をすれば良いのですが、注意点が1つあります。
譲ってくれた車の横から、直進してくるバイクがいないか?を確認してから曲がらないと、
事故になってしまうので、慌てずに確認をしてから曲がる必要があります。
ちなみにこの事故はサンキュー事故と呼ばれています。
来るな!と威嚇する場合
交差点の真ん中で右折待ちをしている時に、対向車がパッシングをして譲ってくれる場合と、逆に『右折してくるな!』と威嚇の意味でパッシングをしてくる場合があります。
わたしはこのパッシングで事故になりそうになったことがありました。
ツーリングに行っているときのことです。
ある交差点で右折待ちをしていたら、対向車の軽トラックがパッシングをしてくれたので、
『何の迷いもなく』ありがとうと呟きながら発進しようと、アクセルを回し、半クラッチにしようとしたときに、
何か違和感を感じて対向車をよく見ると譲ってくれているはずなのに、全然、減速をしていない?と感じたので、発進することをやめました。
対向車の軽トラックがわたしの前方を横切るときに、ドライバーさんを見るとめちゃくちゃにらんでいました。
この時に、やっと気づいたんですが、譲ってくれているわけではなくて、『右折をしてくるな!』と威嚇されていました。
あのまま、発進をしていた右直事故になっていたかも知れないと冷や汗をかいたことを今でもハッキリと覚えています。
威嚇の意味でパッシングをする場合があることを覚えておく必要があります。
取り締まりなどを教えてくれる場合
3つ目のパッシングの意味は、大変ありがたい意味で使われることがあります。
それは、『この先で取り締まりをやってるよ』と教えてくれる場合があるのです。
知らない方からすると『本当に!!』となると思いますが、
ツーリングに行くと見ることがあります。
交差点がなくて単路のまっすぐの道を走行していて、対向車がパッシングをしてくれた場合はかなり高い確率で取り締まりをしていることが多いです。
取り締まり以外にも、とても大切なことを教えてくれる場合があります。
道路上に落ちている落下物を伝えるために、パッシングをしてくれる場合があります。
わたしはこのパッシングのおかげで道路に落ちていた木材と工具箱を早く発見することが出来て、転倒を防止することが出来ました。
本当にありがたく感じました。
さいごに
わたしがパッシングを見る機会で多い場面は、右折待ちをしていて対向車が譲ってくれる場面です。
多いが故に交差点右折待ちでパッシング=譲ってくれているとオートマチックになってしまうことが、怖いことだと過去の経験から痛感しています。
パッシングは決められた方法ではありませんので、場面に応じて見定める必要があります。
また、対向車が危険なものをパッシングで知らせてくれているにもかかわらず、見ていなければ活用することも、見定めることも出来ません。
対向車がくれた親切なメッセージを受け取ることができるように、運転中は広い範囲で確認をしたいですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
参考になりましたら幸いです。もとゆき
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