ペーパードライバーの方が運転練習を行う場合の3つの方法をお伝えします。
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わたしは教習所で指導員をしていた経験があります。

免許を取得してから運転をする必要があまりなかったという方が、生活環境が変わり子供さんの送迎や親を病院まで送迎するために、

車の運転をすることが必要になったという理由で、練習に来られていたペーパードライバーの方をたくさん見てきました。

 

ペーパードライバー歴によっても練習方法や環境は個人によって変わることになりますが、わたしの経験から3つの練習方法をお伝えさせていただきます。

よろしければお付き合いください。

1、教習所

ペーパードライバーの練習で1番に思いつくのが、自動車教習所ではないでしょうか?

長期間、運転したことがない方でも安心して練習することが出来ます。

その理由は、いきなり路上を使って運転練習をするのではなく、教習所内のコースを使って練習することが出来るので、個人、個人のレベルに合わせた練習を行うことが出来ます。

 

あや
教習所内で練習できるので安心!

わたしが担当したときには、ペーパードライバー歴に関係なく最初に教習所内の広い道路を使って、

右回りと左回りを行い、それから交差点の右左折の練習を行っていました。

 

基本的な練習を繰り返して感覚がつかめてきたら、S字コースやクランクコースなどの狭い道を練習して車両感覚をつかんでもらう練習をしていました。

もちろん個人差はありますが概ね1時間くらい練習すると少しだけ、運転に余裕も出てきます。

その後に路上を練習するようにしていました。

なので、基本的にはわたしが担当させていただいた時には、ペーパー歴が5年の方も10年の方も20年の方も、2時間目には路上で練習をしていました。

 

もとゆき
本当です!!!

もちろん、『怖いです』とか『無理です路上なんて』と言われましたが、

背中を押して上げることで、怖いと言いながら路上でしっかりとアクセルを踏んで運転をされる方ばかりでした。

運転したいと思って高いお金を払って練習に来てくれているわけですから、運転する意識はとても高いものがありました。

 

もちろん、路上を走行できる事と安全に運転できる事には大きな違いがありますので、路上を走ることが出来たら、どこに注意をして運転するか?をアドバイスしていました。

個人差はありますが、6時間~10時間くらいは練習されている方が多かったです。

2、ペーパードライバー専門練習所

ペーパードライバー専門練習所は元教習指導員が個人で開設していることが多いです。

わたしの同僚だった友人も個人でやっています。

なので、指導力については教習所の指導員と変わらないくらいか?ひょっとしたら専門性に磨きがかかる分、指導力が高いかも知れません。

指導力については心配する必要はありませんが、練習する場所は基本的に路上からスタートになってしまいます。

 

教習所のような施設を持つことは出来ないですよね。

その同僚に聞いたのですが、待ち合わせの場所で受講者の方を教習車に乗ってもらったら、

交通量の少ない場所で、交代をして走行してもらいアクセルやブレーキに慣れてもらってから、交通量がある道路を使用して練習をしていると言っていました。

だから、『いきなり路上を走るのは心配』と思われている方も安心していただいて大丈夫だと思います。

わたしの同僚は、はじめは教習車(同僚の車)で練習をして慣れてきたら、要望に応じて

受講者の自家用車で練習をすることもしています。

 

あや
自分の車で練習できるのが1番いいよね

助手席に補助ブレーキを設置することは出来ないので、杖のような器具を使い助手席から運転席のブレーキを押し込むことで補助ブレーキをかけていました。

教習所では自家用車を使って練習することをお断りしている場合が多いので、

どうしても『自家用車で練習をしたい!』と思われている方には専門練習所を選択されると思い通りの練習が出来ると思います。

3、家族、知人に教えてもらう

家族特に父親や夫に教えてもらうことを考える人は多いと思いますが・・・

わたしが多くのペーパードライバーの方々から聞いたお話は、

『父親の指導が厳しい』『夫とケンカになった』などよいお話を聞いたことがりません。

もちろん、よいお話が出来る方は教習所に高いお金を支払って練習に来ることはないのですが・・・

お父さんや旦那さんは指導のプロではないので、ペーパードライバーの方の目線に立つことは難しく、

『どうしてこんな事ができないんだ!』『もっと速度を上げろ!後ろの車に迷惑だ!』などと怒鳴ってしまうことになり、家庭教習所は早々閉校になるケースがとてもとてもとても多かったですw

 

もとゆき
受講者の方から聞くことが多かったですネ。

教える方の立場からすると補助ブレーキがないうえに、愛車を使うわけですから

頭に血がのぼることも理解はできます。

なので、いきなり家庭教習を行わずに最初は教習所や専門練習所のプロのもとで練習をしてから、

家庭教習を行う方が家庭内の環境も壊さずに効率的に練習することができるのでおすすめです。

そうお伝えする理由は、受講者の方々で『はじめから教習所に来ておけばよかった』とつぶやかれる方が多かったからです。

 

助手席に補助ミラーをつけると後方の確認がやりやすく、事故防止にもなりますのでおすすめです。

 

 

さいごに

今回はペーパードライバー運転練習の3つの方法をお伝えさせていただきましたが、わたしがおすすめするのは、ペーパードライバー歴を問わず、はじめに教習所で練習をして、S字コースやクランクコースなどを利用してから、車両感覚を再確認するべきと考えます。

 

失敗してもOKです。

 

失敗することでハンドル切るのが早かったや遅かったことを知ることが出来ます。

また、教習所内のポールに当たったり、縁石に乗り上がったりしても事故にはならないので安心です。

所内で感覚をつかんできたら路上の練習に移行すればよいです。

 

なぜなら、路上で狭いところを曲がるときに、S字やクランクでの練習が必ず活かすことができるからです。

路上走行については教習所でもいいですし、専門練習所でもどちらでも良いと思っています。

ただ、確実に自宅の車に慣れたいなら専門練習所で練習することで、自家用車に対応したアドバイスやコツを教えてくれると思います。

安心感も得ることが出来るハズです。

最後の最後は家庭教習で家族に同乗してもらい、同乗回数を徐々に減らしていくことで独り立ちをしていくことが理想だと考えます。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

参考になりましたら幸いです。もとゆき

 

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