60歳代のドライバーの方の疑問点として、何歳になったら高齢者講習を受ける必要があるのか?疑問に思われている方はたくさんおられると思います。
ここでは、元教習指導員の経験から何歳から高齢者講習を受けることになるのか?についてお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
結論 70歳以上の方が対象です
高齢者講習は70歳以上の方が運転免許証を更新するときに、必ず受ける必要がある講習となります。
正確にお伝えしますと、運転免許証の更新期間満了日(誕生日の1カ月後)の年齢が70歳から74歳までの免許更新を希望する方が対象となります。
高齢者講習を受けてくださいという書類(ハガキ)が届きますので、自分が高齢者講習を受ける必要があることを確認することが出来ますが、
1点注意していただきたいことは、引っ越しをして住所が変わったのに運転免許証に記載されている住所を変更していないと、最悪、書類(ハガキ)が届かないことがあります。
高齢者講習ではありませんでしたが、引っ越しをしたのに運転免許証の住所を変更していなかったため、免許の更新ハガキが届かずに有効期限が切れたことを知らず、免許を失効した知人がいました。
そうなると最悪です。知人は毎回、免許の更新ハガキが来ていたことで自分の免許証の有効期間を把握していたと言っていました。
財布やカードケースに運転免許証を入れていたら、有効期限を見ることはないので注意が必要ですね。
この記事をお読みいただいてご不安に思われた方は、ぜひ今すぐに運転免許証の有効期間をご確認ください。
後からと思っていたら、忘れてしまうものです・・・
1度だけで良いのか?
わたしが教習所で高齢者講習を担当していたときに、受講されている方から1番よくいただいた質問は、『講習は1回受けるだけで良いのか?』でした。
本当にたくさんご質問をいただきましたし、今お読みいただいている方の中でも疑問に思われている方もおられると思います。
答えは、これから運転免許証の更新をするときには、毎回、高齢者講習の受講が必要となります。
『え~ 毎回、受けないといけないのか!』と思われた方は多いと思いますが、残念ながら、運転免許更新の度に高齢者講習を受けることになります。
しかも、70歳を超えてからの免許更新はゴールド免許の方も含めて、すべての方が3年で更新することになります。
つまり、すべての方の運転免許証の有効期限が3年となります。
ただし、ゴールド免許の方は運転免許証表面の帯のゴールド色は継続されることになりますが、有効期間は3年となります。
くどいですが、お間違えのないようにしてください。
また、高齢者講習で何をするのか?ご不安な方は下記の参考記事もあわせてお読みいただけますと幸いです。
75歳以上になると増えること
先程、70歳以上になると免許更新の度に高齢者講習を受けないといけない事をお伝えさせていただきましたが、実は、75歳以上になると高齢者講習を受ける前にやることが1つ増えることになります。
高齢者講習を受ける前に講習予備検査という検査を受けることになります。
この検査を受けてから高齢者講習を受けることになります。
これも75歳以上で運転免許証を更新するときには、すべての方が対象となります。
また、検査の結果によっては病院でお医者さんの診断を受けてもらう事があります。
さいごに
高齢者講習の存在は知っていても、何歳になったら受講するのか?いつ受講したら良いのか?など詳細に不安をお持ちの方はたくさんおられると思います。
あらためてお伝えさせていただきますと、運転免許証の更新期間満了日(誕生日の1カ月後)の年齢が70歳から74歳までの免許更新を希望する方となります。
高齢者講習の受講案内の書類(ハガキ)が届くようになっていますが、ご自身でも運転免許証でご確認いただくことをおすすめします。
それと、高齢者講習の受講は『1度だけ』ではなく、3年ごとに受講が必要になりますのでご注意ください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき