高齢者講習の車の実技や内容に関する注意点についてお伝えします!
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今回お伝えする内容は2021年8月現在の情報となりますので、ご注意ください。

 

70歳以上の方が運転免許を更新する際には、高齢者講習を受ける必要があります。

 

私は運転教習所で20年間指導員として働いており、高齢者講習の担当経験もあります。その経験から、高齢者講習を受講する際に知っておいてほしい3つの注意点があります。

 

高齢者講習を受講される方、またその方のご家族や友人の方がいらっしゃいましたら、ぜひ以下の3つの注意点を伝えていただければと思います。

 

内容は約2分程度です。よろしければご覧ください。

実技の運転は試験ではないです。

高齢者講習では実技の運転があります。

 

もとゆき

走行するコースは教習所の場内コースです。

 

路上を走行することはないので、安心してください。

 

教習所内コースにはSコース、クランクコース、一時停止、方向転換、車庫入れなどがあり、それらを走行します。

 

助手席には教習所の教官が乗り、コース指示を行いますので、覚える必要はありません。

 

もとゆき
コース案内はあります!

 

助手席の指導員が手帳に何かを記入することがあります。

 

それは採点するためではなく、後でアドバイスするためのメモや報告書の作成のためのメモです。そのような光景を見ても気にしないようにしてください。

 

また、最も知っておいていただきたいことは、「高齢者講習は試験ではない」ということです。

 

高齢者講習に関する情報が多く流れているため、何が正しいのかわからなくなっている方が多いです。

 

講習中に「今日の運転は試験ですか?」と質問されることが非常に多かったです。

 

将来的には試験になる可能性がありますが、現在は試験ではないため、リラックスして運転してください。

 

高齢者講習で運転する車両は教習車を使用することが多く、現在よく使用されている車種はトヨタのカローラやホンダのグレイスなどのセダンタイプです。

 

したがって、普段軽自動車などの小型車に乗っている方は、教習車の車体が大きく感じるかもしれません。

 

極度に緊張すると、普段の運転ができなくなるばかりか、講習を受ける前に運転のことばかりを考えて体調を崩す可能性があります。

 

もとゆき
心配しないでくださいね。

 

私の父も高齢者講習を受けましたが、運転試験があるものだと勘違いしていました。

 

早くにアドバイスすることができたのでよかったですが、アドバイスをしなければ、

講習日当日まで試験があると思い込んでいたと思います。

 

講習の予約が取りにくい

2つ目に知っておいていただきたいことは、高齢者講習の予約が取りにくいことです。

 

講習を実施している場所は自動車教習所であり、70歳以上の方が講習を受けるため、毎年多くの方が講習の対象となります。

 

それに加えて、ゴールド免許の方でも更新が3年になるため、講習の対象者がどんどん増えていくことになります。

 

あや
ゴールド免許でも3年になるのネ

「一度だけ高齢者講習を受ければもう受ける必要がない!」と思われている方もいますが、実際には免許更新のたびに講習を受けなければなりません。

 

先ほども記載しましたが、講習を実施しているのは自動車教習所のみです。

 

加えて、70歳以上の方が講習を受けるためには、多くの方が講習の対象となります。さらに、更新がゴールド免許でも3年になるため、講習の対象者が増加していくことになります。

 

このような状況から、予約が取りにくくなることは当たり前です。

 

そのため、講習の通知が届いたらすぐに開封し、講習を実施している教習所に連絡して予約を取るようにしてください。

 

もとゆき

ほとんどの教習所では、電話で予約をすることができます。

 

講習を受けることができる期間は、免許更新満了日の6ヶ月前からです。早めに予約を取ることをおすすめします。

 

認知症検査について

3つ目にお伝えしたいことは、認知症検査についてです。

 

75歳以上で運転免許の更新を行う場合、講習の予備検査として認知症検査を先に受ける必要があります。

 

もとゆき

この認知症検査は、75歳以上の全員が対象となります。

 

検査内容は、当日の日付や曜日を書いたり、イラストを覚えておいてヒントを元に書いたり、指定された時刻の時計を描いたりするものです。

 

私は現在指導員をしていませんが、以前勤めていた教習所の後輩指導員によると、最近では受講者の方がインターネットで調べたり、YouTubeを見たり、書店で認知症検査対策本などを購入してイラストを覚えてくる方が増えているそうです。

 

これだけ聞くと「良いことでは?」と思うかもしれませんが、実際には覚えるべきイラストのパターンは複数あり、当日までどのパターンが出題されるか分からないのです。

 

受講者の方々は、予習によってイラストパターンを頭に入れているため、全く関係のない答え(別のイラストパターンの答え)を多数書いてしまう人がいるようです。

 

もとゆき

その結果、不正解となってしまい点数が低くなってしまいます。

 

最悪の場合は認知症の疑いがあるということで、医師の診断を受ける必要が生じることもあります。

 

実際に、講習の中でイラストを覚えてもらう時間があります。他の情報を混乱させるよりも、この時間でイラストを覚えることで、スムーズに検査を受けることができます。

 

もし、受講する方がいらっしゃるお知り合いがいらっしゃれば、この点についてアドバイスしていただければ幸いです。

 

さいごに

初めて高齢者講習に参加される方々は、何をするのかわからず、不安な気持ちを抱えたまま参加される方が多いようです。

 

もとゆき

特に、試験があると思い込んで参加される方が非常に多いようです。

 

何度もお伝えすることになりますが、現在は高齢者講習の実技運転において「試験」は行っていませんので、ご安心ください。

 

また、最近はYouTubeでも高齢者講習や認知検査について取り上げられることが多くなっており、認知検査対策の書籍も書店でよく見かけるようになりましたが、検査当日に覚えていないパターンが出題されるとパニックになってしまうこともあるようです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の内容が参考になりましたら幸いです。もとゆき

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