ツーリングと言えば、友人や知人とマスツーして、わいわい、がやがや楽しむものと思っている方からすると、ソロツーはなんとも味気がないように見えるかも知れません。
30年のバイク経験からソロツーについて、わたしの意見をお伝えしたいと思います。
よろしければお付き合いください。
結論 変ではないと思います
早速、疑問に対する結論ですが、ソロツーは決して変ではないと思います。
なぜなら、ソロツーしているライダーさんを本当によく見かけるからです。
もし、多くの方がソロツーが変だと感じていたら、ちなみに、わたしも最近はソロツー 一択になっていて、逆にマスツーする機会の方が少ないくらいです。
1人でツーリングしていることの見た目については、個々人の考え方がありますが、
1人で走行している姿を見て、変に感じている人は少ないと思っています。
むしろ、道の駅などで休憩しているソロツーのライダーさんが、愛車の近くでコーヒーを飲んだりして休憩している姿がカッコよく見えたりします。
昔の話で恐縮ですが、30年前に比べるとマスツーが激減して、ソロツーしているライダーさんが増えた印象が強いですね。
マスツーの方が変に見られるかも?
すべてのライダーに当てはまることではありませんが、マスツーのときに運転マナーが悪くなったり、悪く見られることがあります。
ツーリング先でよく見かける光景として、片側1車線の道路で1台の車の横を、次々とバイクが通り抜けていく場面です。
バイクに追い越されていく四輪ドライバーの気持ちからすると怖い思いだけで、マスツーバイクに対するイメージが最悪になってしまいます。
ソロツーでは、追い越しをかけないライダーさんも、集団に遅れて迷惑をかけてはいけないなどの心理が働いて、無理をしてしまうことがあります。
このような経験をしたドライバーからするとソロツーライダーより、マスツーライダーの方が変に見られている可能性は高いと思います。
ソロツーのメリット
質問と違う内容になりますが、30年のバイク経験からソロツーのメリットをお伝えします。
大きく2つあります。
1つ目は、自分のペースで走れます。
のんびり景色を楽しみながら走りたいと心の中で思っていても、グループのペースにあわせる必要が出てきます。
前車から離れてはいけないという気持ちから、車間距離をつめてしまうことで事故のリスクも高まります。
実際に発生しているのが、メンバー同士の追突事故です。
前車が知り合いだからと安心しているせいもあって、車間距離が狭くなることがあります。
YouTubeでマスツー動画を見た時に、車間距離がとても近いことに驚くことがあります。
実は、黄色信号1つの判断が原因で簡単に事故が起きてしまいます。
黄色信号に変わったときに、離れてはいけないと後続車が加速をしているときに、
前車がブレーキをかけて停止しようとしたときに、追突事故になってしまいます。
ソロツーでは、発生する確率が低い事故ですが、マスツーでは危険性がとても高いです。
もう1つは、好きなタイミングで休憩できることです。
マスツーで走行しているとメンバーとの関係性にもよりますが、休憩をお願いしにくい場合があります。
その日の体調やバイクの車種によっても疲れる度合いは様々です。
今日はちょっとノンビリ走りたいなと思っても、マスツーメンバーが走りたいモードになっていたら、休憩したいことを口に出しにくくなるものです。
あとは、写真に収めたいシーンがあっても素通りすることになり、後から景色を見たかった、写真を撮りたかったと思っても後の祭りで、後悔することになります。
自分のペースで走れて、気に入った場所があったら、何度でも止まれるので、わたしはマスツーの方がバイクを楽しめています。
さいごに
昔話で恐縮ですが、今はマスツーを見る機会の方が少なく、ソロツーを見る機会の方が多くなったような気がしています。
実際、ツイッターを見ていてもソロツーの投稿が多いネ。
『変』にという言葉に語弊があるかも知れませんが、道路を利用する多くのドライバー、ライダーさんからすると、ソロツーを見ることは頻繁にあって、マスツーを見ることが少ないのではないでしょうか?
その考えでいくと、見る機会が多いソロツーを『変』に感じることは、少ないのではないか?と感じています。
わたしは、間違いなくこれからもソロツーの方が多く、マスツーの機会は減っていくと思っています。
今回の内容が参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。もとゆき